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冷媒(R22・R410A・R32)と今後の規制
銘板の冷媒がR22なら、修理が難しくなる前に更新の計画を。
冷媒の種類
| 冷媒 | 主な時期 | 地球温暖化係数(GWP) | 今の状況 |
|---|---|---|---|
| R22(HCFC) | 古い機種 | — | 生産は2020年に実質全廃。補充用だけ2029年末まで特例 |
| R410A(HFC) | R22の後の主流 | 2,090 | HFCは段階的に生産・消費を削減 |
| R32(HFC) | 現在の主流 | 675 | R410Aより温暖化係数が小さい |
GWPはダイキン公式の値(100年値)。R22のGWPは本稿では扱いません。
R22の機種は、どうなる?
ダイキンは、R22は2020年に実質全廃され、冷媒の入手が難しくなったり価格が上がったりして、故障しても修理が難しくなる場合があるとしています。補修用の部品がなければ修理できないこともあります。使うこと自体が禁止されたわけではありませんが、室外機の銘板にR22と書かれていれば、更新の計画を早めに立てましょう。
HFC(R410A・R32)の削減スケジュール
| 段階 | 年 | 削減(基準値比) |
|---|---|---|
| 第1段階 | 2019年 | 10% |
| 第2段階 | 2024年 | 40% |
| 第3段階 | 2029年 | 70% |
| 最終 | 2036年 | 85% |
モントリオール議定書のキガリ改正で、日本などの先進国はHFCの生産量・消費量を段階的に減らします(基準は2011〜2013年の平均にHCFCの基準値の15%を加えた量)。今使っている機種が使えなくなる決まりではありませんが、冷媒の価格や入手性に影響する可能性があります。
メーカーに求められる目標(指定製品)
| 区分 | GWPの目標値 | 目標年度 |
|---|---|---|
| 店舗・事務所用 | 750 | 2025年度 |
| ビル用マルチ | 750 | 2025年度 |
| 設備用 | 750 | 2027年度 |
| 中央方式(遠心式以外) | 750 | 2027年度 |
フロン排出抑制法の指定製品制度で、メーカーは出荷する機種の平均のGWPを目標値以下にすることが求められています。店舗・事務所用はGWP675のR32が中心です。
自社の条件で、入れ替え費用を見積もる
同じ馬力でも、工事費は配管の長さ、室外機の置き場所、高所作業の有無で変わります。今の機種の銘板(形名・製造年・冷媒)と部屋の広さ・用途を伝えて、2社以上から工事費込みの見積もりを取りましょう。
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出典
- ダイキン R22冷媒(HCFC)生産終了のお知らせ
- ダイキン 冷媒と環境(R32・R410Aの地球温暖化係数)
- 経済産業省 モントリオール議定書キガリ改正の概要(HFCの削減スケジュール)
- 経済産業省 エアコンディショナーの製造業者等向けガイドライン(2026年4月更新・指定製品の目標値)